【勝つ確率が高い投資】Vanguard(ヴァンガード)とVTIを少し解説しました
Vanguard(ヴァンガード)はアメリカ第2位の資産運用会社です。
その運用資産は5.4兆ドルというとてつもないスケールで日本の2019年度の国家予算の約4倍になります。
ちなみに第1位はブラックロックで会社でその資産運用額は2017年度で約6.3兆円になります。
Vanguardの創始者であるジャック・ボーゲルはインデックスファンドの父と呼ばれアクティブファンドが主流の時代に初めてS&P500インデックスを販売しました。
このことは当時はボーゲルの愚行として揶揄されました。
しかし現在では7割のアクティブファンドはインデックスファンドに勝てないというのが常識になっています。
ウォール街のランダムウォーカーにもプロが運用するアクティブファンドは長期的にみると市場平均に劣後しているとされています。
なぜなら株価は予測不可能であり値動きがランダムになるからです。
またアクティブファンドはプロのファンドマネージャが市場平均以上のリターンを狙って運用しますので経費率もインデックスに比べると高くなる傾向があります。
それなら経費率が低いインデックスファンドを買うのがベストだよねというのが私のような素人投資の正解になっています。
昨今のSNSでも「アメリカ株式のインデックスに投資すれば間違いない」という話をよく聞かれると思いますがそれはウォール街のランダムウォーカーが与えた影響が大きいです。
Vanguardは経費率の低いインデックスファンドのラインナップを数多く取り揃える資産運用会社で、中でもアメリカ全土の株式会社に投資できるVTI(ヴァンガード・トータル・インデックス)は昨今でも注目の的になっています。
しかも例に漏れず圧倒的に経費が低コストです。
米国ファンドの資産加重平均経費率は0.58%ですがVanguard社のファンドの平均はわずか0.1%です。
如何に低コストであるかの1つの目安になります。
VTIはVanguardの主力ファンド
VTIをもっと掘り下げると全米3000社に投資できるETFです。
アメリカには世界に名だたる企業が多数在籍しています。
中でも
はGAFA(ガーファ)と呼ばれ世界中で利用さるサービスを提供しています。
日本でもこれらの企業を利用したことがない人はいないのではないでしょうか。
この他にも
パソコンに関わりがある方なら
- Microsoft (マイクロソフト)
- Dell(デル)
- HP(ヒューレット・パッカード)
- IBM(アイビーエム)
医療系では
食品業界では
どうでしょうか。
私達は知らないうちにアメリカ企業に囲まれて生活しています。
アメリカという国には世の中に選ばれる合理的な企業を生み出す土壌があるのです。
そんなアメリカ全土の企業に投資でき市場平均の成長を享受できるのがVTIの特徴です。
VTIの成長率は凄まじく2001年から現在までほぼ右肩上がりで基準価額も3倍近くに成長しています。
こちらはほぼ同時期2006年からの日経インデックスのグラフになります。
2010年代から回復基調にありますがこれは異次元の金融緩和による影響が大きく官製のものだと思われます。
また両グラフとも2008年のリーマン・ショックを気に暴落していますがVTIはより早く急激に回復傾向を見せています。
まとめ
Vanguard社はアメリカ株式インデックスという質の良いファンドをより低コストで提供しています。その主力であるVTIは世界最高の経済力の恩恵を享受することができ、暴落時にもより高い回復力を見せています。
VTIは日本では楽天全米株式インデックスを通して買うことができます。
積立nisaで商品選びに迷ったときの参考になれば幸いです。